The First Cherry: 断片小説 #2 終焉と執着と
- OyakoDon

- 2020年5月15日
- 読了時間: 2分
動画を見る前にこれを読むと、多分、動画の理解が深まるかもしれないです。
Perspective 1 私は、今日も今日とて考えていた。私たちはこのままで良いのだろうか。あれは良い決断だったのだろうか。これからどうするべきなのだろうか。私は別に女の子が恋愛対象なわけではないし、きっとこれからもそういう事はないのだろうけど、私は咲田愛卯という女と一緒にいて良いのかわからない。 私自身、正しくあるべき道を進んでいたかった。幼い頃から慎重に慎重に。イレギュラーを嫌い、平凡を好む。他人の目を気にして普通であることを望んでいた。でも愛卯は私と真逆で、私からしたら普通じゃない。そんな人と一緒にいたら、私は自分の道から逸れてしまう、普通じゃなくなってしまう。 でも、最近考えたことがあって。私は自分に嘘をついているんじゃないか。私は私自身のことを分かりたいだろうか。私は…。 Perspective 2 最近気になっていることがある。春乃の様子がおかしい。あの日、あたし達は愛を誓った。二人で過ごす日々は時を忘れるほど楽しいものだったけど、ここしばらく、春乃に話しかけてもリアクションが薄かったりする。どうしちゃったんだろう、あたしを嫌いになっちゃったのかな、なんて考えてたけど、全ての発端はというと、あたしが春乃の好きな人をいっぱい殺しちゃったから。 きっと、まだ、あたしは許して貰えてないんだと思う。あとは、あの子、真面目だからさ?本当は男の子と恋愛したかったんじゃないかな。あの子みたいな真面目な人からしたら、あたしは多分、色んな意味でイレギュラーだと思う。春乃は、多分、自分の道を進みたいんだよね。邪魔しているのかもしれない、あたしの我儘で嫉妬深いメンタルが。


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